先日、新聞社のある賞に、
ベトナムで目の治療を自費で行っている日本人の眼科医の方が選ばれたという記事がありました。

その方は日本の各地の眼科で手術などを請け負って費用を捻出して、
そのお金でベトナムの人たちを無償で治療しているのだそうです。

ベトナムでは眼科の治療が整備されておらず、
日本では助かるはずの病気でも失明してしまう人が多いために、
その方はベトナムに渡って治療を続けており、
なんと今までに1万人以上の人の手術を行ってきたそうです。

日本では白内障などで眼内レンズを入れる手術が幅広く行われており、
今では白内障と診断されても視力を回復することができるようになりましたが、
ベトナムではそうもいかず、
治療を受けられないまま視力が低下して日常生活に支障をきたすことが多いそうですが、
記事では紫外線が日本に比べて強力なために、
若いうちから白内障になってしまうケースも少なくなく、
そうした人たちの治療も行っているということですから、
本当に素晴らしいことだと思います。
これこそ真の国際貢献ではないでしょうか。

日本はものづくりの技術だけではなく、
医療技術でも素晴らしい技術を持っていますから、
そういった分野でも積極的に貢献できると思います。

お金を出すことも大事ですが、
現地の人達に直接喜ばれる貢献も必要ではないかと思います。